つみほ スレスレなるままに

現実と非現実の境目をふらふらと往き来するかのような日常の記録

新幹線での東京行き、仕事でも旅気分を味わえる駅弁は進化していた!

東京行きののぞみ214号の車内にいます。

仕事と言っても旅は旅。時間があればカメラ片手に写真でも撮りに行こうか、、と考えてしまう自分がコワイ。ただ今回は本当に時間がないので一眼レフは諦めました。愛機のコンデジGR2だけが旅のお供です。

 

今日は朝から波乱含み。朝早く6:30の新幹線を実は予約してあったんですが、今日に限ってお寝坊さん。目覚ましを掛けて寝たのがマチガイだったのかしら。EX予約というサービスがこれほど有難く感じたことはありません。すんでのところで予約変更し、今は変更した列車に乗っているところです。

もっとも、列車の予約は変更できても到着時刻の前倒しは利きませんから、朝早くののぞみ号で東京入りしてまでやりたかった事は、すべてキャンセルとなりました。せっかくの東京ですし週末ですから、日帰りはないやろ、、少し不満ですが仕方ない。観光目的ではありませんからね。

 

さて、旅のお供と言えば駅弁でしょう。

ビールっていう人も多いかも知れませんが、生憎私はビールが飲めない。お酒は専ら日本酒です。流石に朝から、しかもこれから仕事ってときに日本酒は無理でしょう。(ビールでも十分無理と思いますが。)

今回、車内食として選んだ駅弁は『秋膳』という名の淡路屋さんの駅弁です。

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淡路屋さんの秋の駅弁『秋膳』

すき焼き風のすき煮や小ぶりながら松茸ごはん、甘味の豆類やちょっとした和菓子風のデザートまでついて880円。男性には少し物足りない量かな、女性向けの量かもしれません。

この駅弁の不満を一つだけ挙げるとしたら、おかずに比べてごはんの量がかなり少ないこと。

長方形の箱に間仕切りしてある升目膳なんですが、六マスのうち実に四マスがおかずで、ごはんは二マスにしか入っていません。せめてあと一マス、私は赤飯が好きなので赤飯おこわが入っていると嬉しいですね。

 

それはさておき、普通私は一回の電車旅に駅弁は一つです。『秋膳』がそれだったわけですが、車内でたべるスナック菓子はないかと店を物色して歩いていたとき、風変わりなものを見つけました。案内ポップには『ふる里の味 とん蝶』と書かれています。大阪鶴橋の老舗菓子舗が作ったおこわ弁当のようですね。

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ふる里の味『とん蝶』のおこわ弁当

値段が350円と手頃だったのと、今まで見たことがなかった物珍しさで一つ買ってみました。二つ目の駅弁というより、小腹が空いたとき用の非常食という位置付けです。

でも『秋膳』が私にとっては殊の外量が少なかったため、結局とん蝶にも箸が及ぶことになりました。

とん蝶はおこわ飯を、銀紙(アルミホイル?)を裏打ちした笹の葉風の紙で包んでいます。筍の皮を剥く感じで包装を解いていくと、中からおこわ飯が顔をのぞかせます。おかずや香の物は付いていません。おこわ飯に、大豆の煮たのや塩昆布、小梅などが突っ込まれていて味に飽きることがないよう配慮されています。

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おこわにダイズの煮たのや塩昆布が入っている

風味はどちらかというと塩味が強め。箸は進みますが、お茶が欲しくなります。

普通の紙でなくアルミホイル裏打ち紙のため、食したあとの割り箸等をこの紙で包めば、相当コンパクトに畳めます。

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こんなにコンパクトにたためます

最近の流行として、極力ゴミを出さない工夫が求められていますが、この『とん蝶々』のようにずぅーっと前、まださほどエコが浸透していなかった時代から、お客様に対するほんの少しの配慮でもってエコに繋がる事業展開をしている店というのは、大事にしていきたい大阪の文化ですね。