つみほ スレスレなるままに

現実と非現実の境目をふらふらと往き来するかのような日常の記録

暗号通貨のZOOMセミナーが開催されるらしい

暗号通貨とは

突然だけど、暗号通貨って知ってるかい?日本では仮想通貨って言葉の方が広く知れ渡ってる感じがするけど、元々の語源というか英語名は「Crypt Currency」というらしいからやはり暗号通貨っていうのが正式名称なんだろうな。この暗号通貨ってやつはとても分かりにくい。なぜって実体がないから。

通常の通貨と暗号通貨の違い

通貨といえば円とかドルとか思い浮かべるだろう。硬貨や紙幣など明確に手に取ることができる、つまり実体があるよね。最近はキャッシュレス化が進んで、電子マネーとか大流行り。日本政府もキャッシュレス決済したら2%とか5%とかポイントバックしますよ〜なんて喧伝し始めたくらいだけど、それにしたって背景には円とかドルとか実体のある通貨で価値が裏打ちされているんだ。

一方の暗号通貨は、そうした実体がない。その名の通り、暗号化されたデジタル信号でしかない。そのぶんいろいろ便利なことができるらしい。例えば海外送金。日本国内にいるとあんまり実感がわかないんだけど、海外から日本とか外国に働きに出ている人たちが本国に送金する、、というシチュエーションを思い浮かべたらわかりやすいかもね。

海外送金で活躍する暗号通貨

今、日本からアメリカにいる友達に10000円を送金することを考える。まずは銀行に行って10000円を米ドルに両替する。1ドル100円だったら100ドルだよね。で、アメリカにいる友達は着金の連絡を受けて銀行に行く。そして100ドルを受け取るわけだけど、もしその時為替変動で1ドル90円になっていたら両替して受け取れる日本円は9000円になってしまう。

これが暗号通貨だと、まず銀行に行く必要がない(=手数料が掛からない)し、暗号通貨を暗号通貨として受け取れる(=両替の必要がない、為替の影響を受けにくい)らしい。海外送金の手数料は銀行や送金先によって違うらしいけど、安くても3000円くらい、下手すると10000円を超えることもあるらしい。しかも送金にはそれなりに時間が掛かる。
頻繁に本国に送金する外国人労働者にしたら死活問題かもしれない。それが暗号通貨だと一挙に解決してしまう。そもそもデジタル信号でしかない暗号通貨は、インターネットが普及した現代においては、最も効率よく他国に送金する手段なんだろうな。もちろん背景にはブロックチェーン技術というものが介在している。自体が暗号化されているだけでなく、何か取引のようなものをするたびにデジタルな情報が追加されていくんだってさ。

暗号通貨を支える新しい技術

取引って言っても大層なことじゃない。みんなが銀行に預けたお金に対してやってること、例えば誰かに送金するとか振込するとか、あるいは引き出しをした、口座に入金した、、そういうのを全部、取引に当たる。それだけじゃない、みんなのお金を預かっている銀行が、そのお金をまとめて金庫にしまったとか、さらにそのお金をどこか別の大金庫に入れたとか、誰かがこっそりそのお金を着服したとか、そういうことまで含むらしい。普通の通貨にゃ無理な話だよね。取引のたびに付箋を貼るとか?いやいやいや、無理でしょう。

そういう技術が介在していることが一体何の役に立つのかってことだけど、一番の恩恵は透明性じゃないかな。取引の内容が正しくても不正なものでも、全部その通貨自体に記録されていくわけだから、下手なことはできないぞ、、っていう抑止力になるよね。
最近に限ったことじゃないけど、企業なんかが海外に拠点を移して脱税してる、、、なんて話を聞いたことがある。国内で取引したくせに、税金の安い国外で取引したことにして、高い税金を払わないように画策していたとかいう話。今や殆どの世界企業が何某かの方法でやってるらしいのに、表に出てくるのはほんの一握り。ミスって表沙汰になった企業は目も当てられないくらいに叩かれて信用なくして、、、のパターンを繰り返してるよね。これが暗号通貨では成立しない。バレないんじゃなくて、最初から隠し事ができないってことになるんだって。

でも、そんな風に不正ができなくなるっていう部分の良さは分かっても、僕ら一般庶民に何かメリットはあるのか?ってことだよね。冒頭に触れた海外送金の話は一応のメリットではあるんだろうけど、海外に縁がなければ関係ない。国内には普通の通貨があるんだし、暗号通貨なんて別に要らないじゃん、、って思わない?盗まれたり、取られたりしても大丈夫ですよ、、って言われても、ほら、日本って結構治安がいいし、警察力も半端なく強いしさ。

暗号通貨を取り巻くマイナスイメージ

それに暗号通貨っていうと、2年くらい前に起きたコインチェックっていう会社の多額流出事件とか、不正送金問題とか、あれっ?不正取引できないんじゃなかったの?って感じで耳を疑いたくなるような事件があった。あるいは、どこかの国の金融方面に多大な影響力のある大臣が「暗号通貨なんてダメだ」発言をして価値を暴落させて、当時暗号通貨に夢を託してた多くの人を破産とかに追い込んだ事件があった。その大臣、その後で発言を撤回して暗号通貨の価値を元に戻した、、っていうより更に暴騰させたんだが、暗号通貨が一時暴落した時にちゃっかり購入してて、その後の暴騰でボロ儲けしたらしい。

この2、3年の間、暗号通貨にまつわる話題と言えば、「億り人」という暗号通貨で一億円以上も儲けた人たちがいた、っていう、とても夢のある話と、価値の暴落・暴騰で資産価値を落とし破産に追い込まれた、っていう最悪な話が両極端で存在してるんだよね。

でもそれって初耳な話じゃないよね。FXとか株とか、いわゆる投資の世界では普通にあることじゃん。

それって暗号通貨のせい?

人間誰しもお金持ちになりたいじゃんか。いやお金持ちじゃなくてもいいけど、週に一度は美味しいもの食べたいね、とか、海外じゃなくてもいいから一年に一回くらいは家族で旅行に行きたいよね、とか、そういう約しい夢は持ちたいじゃんか。そんな時に、FXやりませんか、株やりませんか、って聞くと、いやいやそんなお金、余裕ありませんから、、ってなるのに、暗号通貨っていう聞きなれない、だけど「通貨」って名のつくものが出てきたんで、飛び乗った。早くにやって波に乗った人たちはボロ儲け、乗れなかった人たちは資産取り崩し、、うーん、やっぱり投資の世界は厳しいなぁ。。。っていうんじゃないんだな、実は。

暗号通貨詐欺の根底にあるもの

暗号通貨の価値の暴騰や暴落で被害を受けた人や儲けた人も確かにいる、それは事実だけどさ。最大の被害の原因は「詐欺」だって言われてる。夢のある話が、実体験として報道された結果、「えっなにそれ?私にも、僕にも、できる話なの?」ってみんな考えるじゃん。特に借金抱えている人は、一攫千金に夢を馳せてしまうわけだよ、今の苦しみから逃れたいっていう一心で。
ただ元々投資に縁のない人たちだから、どうやっていいのか分からないし迂闊に手は出せない。投資にリスクは付きものっていう知識くらいはあるしね。それに当時は、圧倒的に情報が不足していた。投資に関して頼りになるはずの銀行ですら、暗号通貨なんて分からない。だけど現に儲けている人はいる、、そういう中で詐欺が横行した。
手口は簡単でね。今までの投資は素人では太刀打ちできなかったけど、暗号通貨は違う。何しろ持っているだけで価値が上がるんだ。。。って具合に宣伝したんだよね。
クラウドファンディング、、って知ってるかな。資金力を持たない新規参入のベンダーが、開発中の新技術や新製品に対して広く資金提供を呼びかける方法で、興味を持った投資家や一般人から資金を調達するのさ。うまく行けば、その提供資金に応じて出来上がった製品を配付したり、事業化できたら株を分配するとかがあるらしい。
これに似たことを暗号通貨でやった。いわゆるICOってヤツだ。暗号通貨成功の鍵は、その暗号通貨をどれだけたくさんの人が認知して使うかに掛かっているって言われる。誰も知らない、誰も使わない暗号通貨が価値を上げるとは誰も思わないだろう?

暗号通貨の正しい知識を身につけることがベスト

でね、最盛期は1ヶ月に10万件もの暗号通貨が生まれたと言われてる。中には非常に限られた範囲、例えば特定の企業の中だけで通用するものとか、特定の国で通用するものとかもあるらしい。うーん、、日本で言うところの「地域振興券」のようなものが海外では暗号通貨として作られてるってとこかな。まあそんな用途や地域が限定されているものは別にしても、年間何万件も生み出されていた暗号通貨の中で、まともな、つまり本当に価値のある(あるいは価値が上がるだろうと言われている)暗号通貨は1割にも満たないらしい。更に、今後価値が上がるだろうと言われている暗号通貨も、最初の宣伝で謳われたような劇的な、一攫千金が狙えるような価値高騰はあり得ないと言われている。

暗号通貨投資の世界で、価値が高騰した好例としてよく紹介されていたのが、世界で一番最初に生まれたことになっているビットコインという暗号通貨。誕生した当初、700円のピザ一枚を買うのに10000BTC(ビットコイン)必要だったのが、今や1BTC=40万円。数百万倍も価値が上がったとしきりに宣伝されていた。このビットコインのエピソードが実は、時間軸を考える上でも大きな意味を持っているんだ。ビットコインが認知され価値が上がり、基軸通貨の名を欲しいままにするまでには7年という月日が掛かっているんだよね。今は既にビットコインという暗号通貨があるから、暗号通貨っていう概念がなかった時代に比べたら若干早くはなるかもしれないけれど、新しい暗号通貨が出て来てもそれが認知されるまでには相当な時間が掛かることは確かだと思うんだ。

さて、ビットコインは一昨年末の大騒動時に1BTC=200万円を付けた価値に比べたら六分の一に低価しているとは言え、誕生して10年で何百万倍も価値が上がっていることは紛れもない事実だ。またビットコインの弱い部分を補う形で生まれたイーサリアムなどの新しい暗号通貨も台頭して来ている。これからのデジタル時代、その価値が益々上がっていくことは間違いない。また、投資という側面に限らず実生活においても、例えば決済に暗号通貨を使うとか、そういう場面もこれから多くなって来るに違いない。だとしたら、暗号通貨について知っておかない手はないと思うんだ。

正しい知識を手に入れる方法

暗号通貨に関する書籍は、今は書店にいっぱい並んでいる。もちろんそういう本を読むのもいい。雑誌などでもよく取り上げられている。だけど、もちろんそういう本ばかりではないにしても、結局のところ投資対象としての暗号通貨が語られているものが多い。
かつての宣伝ほどではないにしても、他の投資案件、FXや株取引、NISAなどの書籍と同様に、多分いい面ばかりが語られている。簡単に参入できて、リスクを回避して容易く儲けられるようなイメージが植えつけられるんじゃないかと思うんだよ。これは書籍や著者が悪いんじゃなくて、書籍の特性、つまり情報の流れが一方向という性質に依るところが大きいんだ。自分なりに解釈して、それが正しいのか確認のしようがない、、ということだね。
かと言って、暗号通貨のセミナーってあるかというと、これは結構見つけるのが大変だ。投資目的とか、知識・情報収集とか、ある程度目的を限定しないと探しようもないし、運よく見つけられても、場所や時間の制約があって受けられないことが多い。「何のセミナーに行くの?」って聞かれて「暗号通貨」って答えた途端に「やめときなさい」って言われるのがオチだったりするしさ。

あと最近流行りのWebセミナー。場所の制約は受けないし、時間も割と自由が利く。自分の部屋でも職場でも、休憩時間とかにヘッドホンを付ければ、そこがもうセミナー会場になってしまう。

でも残念なことに、そうしたWebセミナーの多くが録画映像のビデオ配信だったりする。もちろん中には、メールとかで質問を受け付けて答えを返してくれたりするセミナーもあるけど、そういうのはかなり限定される。本当に聞きたいことが聞けなかったという話をよく耳にするし、僕自身そういう経験しかないのでオススメできない

実はこんな方法もある

ただ一度だけ、これはいいな、と思ったセミナーがある。それは暗号通貨ではない全然別のセミナーだったんだけど、ZOOMというミーティングアプリを使って、双方向で対話する、ビデオチャットのような方式のセミナーだった。基本的には先生が話題を振って受講者がそれに回答していくという形なんだけど、受講者から先生に対して発言できる、他の受講者と先生とのやりとりも聞ける、という点で臨場感もあり分かりやすかった。こういうやり方のセミナーだと多分他の人も分かりやすいかもしれないな、と思って、僕自身が開くセミナーも最近はずっとZOOMでやってる。評判はまずまずってところ。

でさ、暗号通貨のセミナーを、ZOOM使ってやってるところってないのかなと思ったんだ。でも双方向でやるってことは当然リアルタイムで質問が入ることもある訳だから、相当知識が身についていないと成立しない。先生の資質とか知識レベルとか、あるいは情熱とかがかなりハイレベルで要求される。だから、暗号通貨については、そういうセミナーがあって欲しいと思う一方で、ないかもしれないと思ってた。

だけど、、あったんだよ。探して見つけた、、訳じゃない、それは先に言っとく。
知り合いから聞いたんだ。暗号通貨のセミナーをZOOMでやってる人がいる、って。

しかも、継続的にやってるらしい。内容が毎回同じなのか、少しずつ進んで行くようなものなのかは分からないんだけど、継続的にやってるっていうのは凄いなと思ったよ。

興味があれば、、、好奇心が自らを救う

興味があったらここから覗いてみて。
クジラ・インテリジェンスZOOMセミナー
セミナーの内容とか説明されてるはずだからそれを読んで、その上で受講するかを決めたらいいんじゃないかな。
但し受講料はタダ(無料)じゃない。3000円だったかな、お金は掛かるはずだよ。
無料じゃないならいいや〜って思うならやめとけばいい。そういう人は今まで通り、書店で立ち読みするとか図書館で本を借りて読めばいいんじゃないかな。

ちなみにZOOMっていうミーティングアプリは、個人利用で1対1なら無料で使えたりもするけど、通常のセミナーのように1対多で使うにはお金がかかる。それに、先生っていう人が何かを教えるっていう時にお金を取らないっていうことはないはずだよ。小中学校の義務教育で授業料がタダなのは先生が給料要りませんって言ってる訳じゃなく、政府が代わりに税金からお金を払ってるんだよ。