つみほ スレスレなるままに

現実と非現実の境目をふらふらと往き来するかのような日常の記録

関ヶ原鍾乳洞は地下の要塞みたい〜昔遊んだ秘密基地ごっこを思い出しました

伊吹山ドライブウェイを下りた後、さて何をするかといえば当然のことながら、到着が早過ぎて見ることが叶わなかった関ヶ原鍾乳洞を今度こそ脳裏と撮像素子に焼き付けること。

伊吹山ドライブウェイに進んだ道を逆方向に進んでな現地に到着すると、思ったより人気のスポットらしく、結構な人数の観光客が入り口付近にたむろしていました。

クルマを駐めた後、チケット販売所に向かい、息子と私の2枚分を買いました。

ここ関ヶ原鍾乳洞の観覧チケットには幾つかの割引制度があるのですが、JAFの会員割引のような分かりやすいものではなく、少し分かりにくいものでした。割引対象かどうか確認するのに手間が掛かるのに結局対象外になりそうな、、、例えば、WELBOXという福利厚生のアウトソーシングみたいなサービスがありまして、その利用者割引がありました。

WELBOXは以前利用していたことがあり会員証もあったはずですが、現在は、、利用していないサービスの会員証を常時携帯しているはずもなく、、割引は100円引きくらいのレベルで結構大きいので利用できる人は利用する方が断然お得です。

 

さて関ヶ原鍾乳洞ですが、他所で見たことのある鍾乳洞とは少し趣きが違いました。

今まで見たことがある鍾乳洞のうち最大のものは山口県の秋芳洞ですが、鍾乳洞と銘打っていなくても鍾乳石を見ることができる場所は多くあります。風穴と呼ばれる場所は割と各地にありまして、ウチからの近場では河内風穴が有名です。

一説には、鍾乳洞も風穴のひとつ、、というより鍾乳洞の中には風穴の形態をしているものもある、ということだろうと思うのですが、某サイトによれば、秋芳洞も風穴のひとつに数えられるようです。

私は風穴がとても好きです。なんなら風穴の中に住みたいくらいです。それは自然の美しさに魅了される、なんて学術的芸術的観点からではなく、風穴の中が非常に低温だからという一点に尽きるのです(汗)。。

まあそれは置いといて、、

 関ヶ原鍾乳洞が他所と、といっても私が今までに行ったことがある鍾乳洞や風穴と比べての話ですが、少々趣きが違う点は、その規模です。

一見して鍾乳洞だ!と分かるような規模感はなく、ともすると見逃してしまうくらいのこじんまりとした風貌です。

入り口は普段は鉄扉が閉じられていて、観覧時間になると係員が開ける感じ。

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関ヶ原鍾乳洞への入り口

んー、鍾乳洞というより防空壕とか秘密基地といったほうがイメージに添うかもしれません。

中は冷んやりとしていますが、地下壕って大体こんな感じで冷んやりしていることが多いので、この冷んやり感を以って鍾乳洞だからと談じるのは尚早でしょう。

この奥へ奥へと進む場所も、周りをコンクリで固めているせいか、自然の遺物というより人工感が半端ない。

ただこのコンクリは鍾乳洞の崩落を防止するための措置で、鍾乳洞自体が人工物なわけではありません。人工感が半端ないの意味は、秘密基地って雰囲気が凄くて、子供の頃にもしこんな場所を見つけたら、秘密基地ごっことか探検ごっことか本格的な遊びができたかな〜と思った次第。

もしかするとこの関ヶ原鍾乳洞の入り口が普段は鉄扉を閉じ鍵がかけられているのは、子供たちが遊びで入り込まないようにするためかも、、とふと思いました。

コンクリで固められているのは入り口から少し入ったところまでで、あとは自然の岩肌が露出しています。

鍾乳石その他の遺物を保護するために、岩肌を覆うようにネットがかけられていて、直接触れたりはできませんが、他の鍾乳洞のように遠くから見る、のではなく、本当に目近で見ることができるのはとても新鮮でした。

鍾乳洞の中には川が流れているのですが、水はとても澄んでいてしかも冷たい!!指先がピリピリ痛いくらい。一画にはマスが棲んでいる場所もあり、大小さまざまなサイズのマスを10尾ほども確認できました。もちろん一箇所にかたまって棲んでいるのではなく、川の流れの中、いろんな場所でその姿を見かけられます。

関ヶ原鍾乳洞は入り口から出口まで150メートルほどの長さがあります。外はもう茹だるような暑さですが、中は入り口や出口からほんの少し入り込むだけでこんなに違うものか?!と思うほど冷んやりしていました。

天井が低いので、外国人観光客の、特に背の高い男性は終始頭を下げていなければならず大変そうでした(笑)。。