つみほ スレスレなるままに

現実と非現実の境目をふらふらと往き来するかのような日常の記録

旅のお供は生八ツ橋、これさえあれば腹はもつ、さてとお次はどこに行こうか

行き先が長良川、それも当日の夕刻に観覧するということであまり時間的な余裕はありません。でもだからと言って、長良川だけなんてそんな勿体ないことはできない性分です。時間の許す限り、目いっぱい楽しむつもり、、とは言え、早朝に出発し午前のうちにできるだけ現地に近づくこと、これは絶対必須です。どこで何が起きて時間がなくなるか分からないですからね。

特に強行軍の旅となれば、私が疲れて眠ってしまう危険性、、これが一番可能性が高いから困ったもんです。

普通なら大体、高速に乗って1時間もしないうちに運転に疲れてSAで休憩、、というパターンなのですが、今回は結構順調で、尼崎から名神高速に乗って米原辺りまで、一気に走破してしまいました。

ふと見るとガソリンが少しヤバめ、それで休憩と燃料補給を兼ねてSAに入りました。

どうせなら何か食べて行こうか、ということで食堂に行きましたが時間が早すぎてロクなメニューがありません。結局、笹の葉寿司とお茶と井筒屋の生八つ橋を買って道中で食べることにしました。

この生八つ橋、おたべや夕子、聖護院など一般的には正方形の生八つ橋で餡を包んだお土産好適品が有名です。京都土産としては定番ですね。

私ももちろん、そういう餡を包んだタイプのものも好きです。でもそれよりも、何も包まない板状の生八つ橋が大好きでクルマで出かける時は必携の車中食です。

名神高速のSAでは大抵どこの店でも扱っているので、どこの高速でも手に入ると思っていたのですが、舞鶴自動車道や山陰道などではどこでも手に入らなくて往生しました。

 

さて、SAでひとまずの休憩をとった後、これからの予定を息子と確認しました。

元々の旅程は、さっさと岐阜入りし、そこから岐阜県内の名所を巡るか、あるいは岐阜を通り過ぎて長野辺りまで行き、戻って長良川に向かうようなことを考えていました。

けれども実は岐阜には私の仕事上の先輩に当たる人が住んでいて、前夜その人に電話で息子とクルマで岐阜に行くことを伝えたところ、時間が許すなら晩ご飯を一緒に食べよう、という話になったんです。

まあ、きっちりとした旅程が決まっていたら、そういう電話をかけることはなかったと思うのですが、正直いうと、長良川の鵜飼以外に岐阜県の名所というか写真スポットの心当たりがなく、地元が岐阜県のその先輩ならどこか良い場所を知っているのではないか、と思ったのが発端です。

結論から言えば、とても良い場所をいくつか教えて貰えたのですが、大阪からクルマを飛ばして岐阜入りして当日鵜飼を見るまでの短時間では移動と見物は時間的に難しいと分かりました。なので、どうしても行くならそこは翌日に回し、当日は晩ご飯を食べてから鵜飼を見に行くというプランを立てたのでした。

でも早朝に出発して、想定していたより少ない休憩回数と時間で結構な距離を進んでしまったので、ある意味、中途半端な時間が余ってしまったんです。

どこか行きたいところはないか?

と問う私に息子は、待ってました!!とばかりに伊吹山に行きたいと言いました。正確には、伊吹山ドライブウェイという眺望の綺麗な道路を走って写真を撮りたいというのです。

クルマを走らせながら写真を撮る、ということはつまり、運転者の私は写真を撮れない訳で、、、大人気ないかもしれませんが、ちょっと不満でした。

しかも確か以前、息子が小さかった頃に一度この道は走ったことがあるのですが、通行料が異様に高かったはず、というのも躊躇の原因でした。

けれども考えてみれば、当時小さかった息子はこの道を走ったことすら覚えていない。ここまで来たのだから素通りする手はないなと思い直し、向かうことにしました。

ナビの設定を弄って行き先を伊吹山に変更すると、かなり手前で高速を降りて一般道に移動するルートが表示されました。

ナビの指示に従ってクルマを走らせていたら、息子が、伊吹山に行く途中に鍾乳洞があるから寄って行きたいと言い出しました。

「関ヶ原鍾乳洞」

というのだそうですが私のナビには表示されません。グーグルマップでは表示されるようなので、そちらで経路検索をして向かうことにしました。

でも、、、関ヶ原鍾乳洞と表示されている門をくぐり樹々の生い茂る道を進んだ奥に人影はありません。案内所らしき建物はあるのですが駐車場は閉鎖されています。

チケット販売所があるところをみると、勝手に入って行ける場所ではなさそう。

うーん、これはどうしたことだ??

念のために息子に、この鍾乳洞の営業時間を確認させてみたら、案の定午前9時からとなっていました。。

つまりここも、早く着きすぎたわけですね。

ただ何もせずに待っているのはバカらしいのでここは後で、時間があったら来よう、ということにして伊吹山に向かいました。

このときナビには、行き先に伊吹山山頂を設定したのですが、着いた先はなんと!伊吹山登山道の入り口。。

そこにクルマを停めて、徒歩で登れと!?

幾度となく設定を変えて、なんとか伊吹山ドライブウェイの入り口に辿り着きたいと頑張ってみましたが、結局は、ナビに表示された地図の目視に頼ってクルマを走らせることになりました。

後で分かったことですが、ナビの行き先には、

「伊吹山ドライブウェイ山頂駐車場」を設定すると良い(というか、それしかダメ)みたいです。