つみほ スレスレなるままに

現実と非現実の境目をふらふらと往き来するかのような日常の記録

まさか!岐阜入りして向かった喜多の湯・六条温泉は、国道沿いに建つスーパー銭湯でした

関ヶ原鍾乳洞から岐阜まではクルマで2時間ほどですが、だとすると待ち合わせの時間には少々早い気がします。

さあ次はどうしようか、このまま岐阜入りして大垣辺りで散策しようか、、なんて考えていると息子が、近くに弾薬庫跡があると言います。普段は公開していないのか有料なのか不明ですが、確かに鍾乳洞に向かう道の入り口に、無料公開中との看板が掲げられていました。

 

弾薬庫跡は、友ヶ島の弾薬庫跡が割と有名で以前に写真を撮りに行きました。といっても、弾薬庫跡を撮りに行ったのではなく、正確には砲台跡で、その砲台跡に隣接して弾薬庫があるだけなんですけどね。

友ヶ島は加太の港から船で渡るので、海風の状態によって船が欠航したら渡れません。実際、友ヶ島の砲台跡を撮ろうと、それだけのためにわざわざ加太まで来たのに、風が強くて船が欠航していて友ヶ島に渡れず、その日1日を無駄にしてしまったことがありました。

もっとも電車でなくクルマで出掛けたこともあり、帰り道に大きく迂回するコースを選び、熊野古道から奈良湯泉地に抜ける過程で、日帰りの露天風呂と満天の星空を楽しみました。

特に満天の星空は、街道沿いの道端で三脚にカメラを固定し、山の木々の黒影や近くの山小屋風建物のヒサシをアクセントにして撮影。

時折、ズゴゴゴーッと凄まじい音を立てて通り過ぎるトラックや大型車のヘッドライトを避けながら、真っ暗闇に近い場所での撮影は進み、息子には怪我の功名というか、却って満足できたんじゃないかと思います。

 

さて今このときは関ヶ原鍾乳洞近くの弾薬庫跡ですが、かつてこの辺り一帯には軍の施設があったようです。弾薬庫跡に、軍の施設や建物の配置図と説明の立て看板が置かれていました。

弾薬庫自体はさほど奥行きはなく、造りも山か丘の斜面をくりぬいて、ちょうどカマクラのような構造になっています。

見た感じはそうでも、実際にはまず弾薬庫を作り、その上に土を被せたのかもしれません。というのも、その辺りは鍾乳洞があるくらいですから山の中腹なのですが、最初に見つけた弾薬庫とは別の、基地内に設営された弾薬庫は平地に建てられた上で山の斜面に沿うように土を被せたような様相を呈していたからです。

ひとつを見て全てを語る、あるいは推して知るというのは予断が入るので避けるべきとは思いますが、山や丘の中腹だからこそ人工的に作っても山の一部として十分にカムフラージュできるという考え方もあり得るなあと、ほんの束の間ですがそんなロマンを感じた次第です。

 

弾薬庫跡と軍の施設跡を満喫した私たちは、今度こそ岐阜入りに向けて出発しました。

途中で息子が、関ヶ原古戦場跡への入り口を見つけたのですが、私は運転に専念していて気付かず、またその入り口に戻るにはかなり迂回する必要があるということで無視しました。

 

ところで、先輩との待ち合わせ場所は岐阜の六条温泉と決めていましたが具体的な時間までは決めていませんでした。というのも、先輩のほうも岐阜県内とは言えかなり東端から移動してくるので、何時ころに合流できるかは不明とのことだったからです。

そんな状態では、地の利のない私たちは時間を無闇に浪費し兼ねませんので、とりあえず先輩に電話をかけることにしました。

そしたらビックリ!!先輩ってばもう待ち合わせ場所に着いてるって(汗)。。

今どこにいるの?どれくらいかかる?

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関が原から六条温泉までは結構距離がある

ナビはしてますけど、何しろ市街地を走って行くわけですから、ナビの到着予定時刻に予定通りに着けるかどうかは分かりません。とりあえずナビの到着予定時刻と、できるだけ早く行きますからと伝えました。

ところが、そこから渋滞に巻き込まれてとても大変でした。何しろ初めての場所ですから、渋滞に巻き込まれると回避のしようがないんです。一応ナビには渋滞回避の機能が付いているので、交通情報センターの情報を元に渋滞箇所の表示やリルートをしてくれるのですが、これまた道路標識自体がややこしくて往生しました。

それでもなんとか予定通りくらいには目的地に着きまして、そこで再びのビックリ!!

六条温泉って、スーパー銭湯だったんです!!

てっきり郡上温泉みたいな、普通の温泉地だと思っていたので、めちゃ拍子抜けしました。

この先輩、既にウチの会社(勤務先)を辞めてご実家に戻られていますが、とてもいい方で、息子のことも気にかけてくださってます。

私とカミさんの出会いに一枚噛んでることもあり頭が上がらないのですが、そんなことを全く気にせずに付き合ってくださる気さくな方なんです。だからついつい甘えてしまいます。

今回みたいに突然岐阜に行く〜なんてときでも、岐阜に行くので時間が、、っていう私の言葉を待たずに奪って、時間があるなら一緒にご飯でもどう?って誘ってくださるんです。

時間の都合がつかないときはゴメンね〜って感じで無理されてる風ではないので、毎回気兼ねなく声を掛けさせて貰ってます。