つみほ スレスレなるままに

現実と非現実の境目をふらふらと往き来するかのような日常の記録

クソ暑い夏にこそサイクリング〜UVケアや熱中症対策をして出かけよう

ちょっとした体力つくりと、止むにやまれぬ事情から始めた自転車通勤ですが、しっかりハマってしまいました(汗)。

考えてみると、それなりに長いスパンだったり10〜20余年という時系列の中のひとコマであったりはするのですが、まあなんとも色々なものにハマって来たものだなと思います。

しかし自転車について言うならば、通勤手段としてハマったというより、あるいはまた、移動手段としてハマったというよりはむしろそれ自体、つまり自転車に乗る、サイクリングに出かけるということにハマってしまいました。

 

世の常、とまではいかないまでも世間一般に多くの人たちは、スポーツとしての自転車、健康維持手段としての自転車に目覚めるとき、まずはその中心にある自転車という小道具がキッカケになることが多いようです。

つまり、雑誌をパラパラとめくっていたら素敵な自転車を見つけた、とか。

買い物に出かけた先でカッコいい自転車を見つけた、とか。

もちろんその前段階で自転車に興味があったはずではあるんです。

そうでなければ、そもそも雑誌でも買い物先でも自転車自体に注意を向けることがなかったでしょうから。

中には、医師に勧められた、知人に誘われた、など様々なキッカケはあることでしょう。そのキッカケを掴んだとき人々は次に何をするかと言えば、まず殆どの人が自転車選びだと思います。そして自転車本体はもちろん、様々なオプション品や普通なら使わないだろうものまで新調してしまう。

取り急ぎ家にある自転車でお気軽に、という話はあまり聞いたことがありません。

あれが欲しい、これがいいな、、そんなふうに目新しいものに目移りしながら買い揃えていく、その過程が楽しいんでしょうね。そうやって一大決心をして買い揃えたうちの八割くらいは陽の目を見ずにしまい込まれたままになるようですが。。。

 

さて話を戻しますと、私の場合は止むにやまれぬ事情から自転車での通勤を目論みました。幸い自転車はサイコーにお気に入りのがありましたし、なにはともあれ背に腹はかえられぬということで、まずはできるかどうかというところから入りましたので、新しい自転車やオプション品を新規に買い揃えるなどという発想はなかったです。

もちろん公道を走る訳ですから道路交通法に抵触しない最小限の装備は必要ですし、身を守る装備、例えばヘルメットとかサングラスとか、、そういったものは新規に揃える必要がありましたけどね。

 

止むにやまれぬ事情というものにも少し触れておきますと、私は極度の暑がり、、というと少々語弊がありますが、とにかく冬場のクソ暑い電車やバスという乗り物が大の苦手なのです。

ただでさえ乗り物酔いが酷いのにそこに持ってきての暖房、更には通勤ラッシュ時の押し競饅頭には吐き気が来るほどです。

 

ずっと昔、就職したての頃、社員寮に入ったのですが、ある日いつものように夕食を食べに食堂へ行くとドア越しに熱気がムンムンと迫ってきて、さながら結界が張られたかのよう。。ちょうどその日から食堂に暖房が入ったんですね。

普通の人には、心地よい〜少し温めくらいの室温が私には地獄の暑さに感じてぶっ倒れそうになりました。

食堂に入れない=メシが食えない(汗)。。

寮監さんに事情を話して〜めちゃ笑われましたが〜その日から寮での食事はキャンセルして外食に変更。。幸い近くに、暖房の効いてない中華屋さんがあったので、その店の常連客になりました。

 

雨の日など、どうしても公共交通機関で移動するしか手がないときや、あと体調が悪い時とかですね、そういうときは仕方ないのですが、それ以外は可能な限りそうした乗り物での移動は避けたいのです。

自転車という乗り物はバイクに比べても通行規制などの制約が少ないし、渋滞などに巻き込まれることも少なく、ほぼ見込み・目論見どおりの所要時間で目的地まで行き着けます。

実は自宅から勤務地までの所要時間が、公共交通機関を使った場合でも自転車で走り抜けた場合でもあまり差がない、という事実も、自転車を通勤手段としての選択肢に押し上げた理由の一つです。

そんな訳で、特に寒さの厳しい冬にこそ通勤に自転車を使いたい私ですが、プライベートでは夏こそ自転車で走り回りたい季節なのです。

もちろんそのためには、UVケアや熱中症対策は欠かせませんし、ただでさえ暑がりなので汗かく量も半端ない。小一時間も走ると、川にドボンと飛び込んだのではないかと心配されるほど全身ずぶ濡れ状態になります。。

けれども、早く走るばかりが能じゃないとばかりに比較的木陰の多い林間道を周りの景色を楽しみながらのノリでゆっくり走ると、ジリジリと照りつける陽射しの中に時折涼しげな風を感じることがあります。

その心地よさときたら、、、是非にもオススメしたいです。

クソ暑い夏にこそひとりで、または気の置けない仲間と共に小さなサイクリング旅はいかがですか?