つみほ スレスレなるままに

現実と非現実の境目をふらふらと往き来するかのような日常の記録

今夜の宿泊地「湯村温泉」で定食屋を探した、、結論!少々高くてもメシは宿で予約が無難

二段滝改め、もと二段滝を楽しんでいた私たちがふと気付くと、陽がかなり傾いて辺りはすでに夕暮れ時という感じになっていました。急いで片付けをしましたが、車に戻ったときには18時近くになっていました。

晩ごはん、何を食べようか?

まだそんなにお腹すいてないなあ。。

今すぐでなくてもどうせお腹はすくから何を食べるか考えようよ。

なんて言葉を交わしながら、とりあえず車を宿の方向に走らせました。

 

実は、最近の傾向、、というほどでもないのですが、宿入りの時間帯がなかなか確定できないのと、旅先では美味しいものが目白押しで道中の誘惑がいっぱい、なことが多いので、宿泊日の晩は宿飯を予約せず翌日の朝食のみ予約するということが多いのです。

景勝地や観光地には、地場の食材を調理して食べさせてくれる料理屋がたくさんある、と、これは年々幻想になりつつあるのですが、以前、息子がまだ小さかった頃の家族旅行ではそういう地場の小料理屋や定食屋でも、十分過ぎるほどのご当地メニューをかなりリーズナブルな代金で食することができました。

そういう訳で今回の撮影旅行でもクルマでの移動がメインということで、まあ言わば、最悪近くに食事処がなくて少し離れた場所にあるとしてもクルマで一走りすれば何とかなるだろう、ってくらいのノリで晩ご飯付きの宿は予約しなかった。

結論から言うと、この選択は大間違いでした(泣)。。

宿に向かうまでの間、頑張ってネット検索したり方々を走り回ったり、通りすがりの店を見つけては立ち寄ってみたりしたのですが、、、

ない!!

地場の食材を、云々に絞らず、とにかく何か食べられる店はないかとそこまで選択肢を広げてもなかったのです。

見つけた!と思ったら閉店間際とかね。

とうとう宿に着くまで一軒も見つけられず終いでした。

 

いや一軒だけ、あるにはありました。

めちゃくちゃ小ぢんまりとした店だけど駐車場はやたら広くて、食べログのクチコミ評価が5点満点中、400人超えの総合点で4.7点というお化けみたいな店が。。。

トラックの運ちゃん御用達。

タクシーの運ちゃん御用達。

みたいな感じですから味もボリュームも相当なもの、なんだろうことは想像に難くない。

でもね、なんていうかまだその時点では息子としては、ご当地メニューが食べたい訳ですよ。かなり検索して「ご当地ラーメン」なるものを見つけせめてこれくらいは食べたい、と。

私としてはせっかくの旅行なのにラーメン??っていう感じで、息子の気持ちがよく分からん。息子の見つけた、ご当地ラーメンもその名前が、愛しテールラーメン(汗)。。

そもそもテールラーメン、って何のテールだ?何の尻尾だ?

みたいな感じで疑問符だらけ。。。でも本当に見つからない。

 

そこに至って、ハタと閃きました!!

とりあえず宿に行き、あわよくば、宿でご飯を食べさせて貰う。それは無理でも宿の人なら、近辺で郷土料理を食べさせてくれる店のひとつやふたつ、知ってるかもしれない。

そこで、ひとまず宿に向かって急ぎチェックインもそこそこに食事に出よう、ということにしました。

 

今回の宿は、湯村温泉をキーワードにその日に宿泊できる場所をゆこゆこネットで検索し、条件に合ったので予約した「伯雲亭」というところ。湯村温泉というブランドにしてはえらくリーズナブルな値段設定だったのが印象的でした。晩ごはんの設定がないからこの金額なのかな、と思っていました。

 

湯村温泉と言えば夢千代日記の舞台、と言っても一体何年前の話??

私の世代でさえ、年代がずっと前という印象ですからおそらく、というか絶対のレベルで息子世代には分からないでしょう。

さらっと書いておくと、夢千代日記は1980年代に吉永小百合主演で放送されたテレビドラマです。湯里の置屋(おきや)の女将夢千代と、彼女をとりまく様々な人々の人間模様を描いた作品で湯村温泉がその舞台となりました。

湯村温泉には夢千代姿の吉永小百合像があります。

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湯村温泉にある吉永小百合の夢千代像

まあ吉永小百合と言えば今でも知らない人はいない大女優です。

若い人たちでも知ってます。

だからその吉永小百合繋がりで、夢千代日記→湯村温泉が舞台、、という感じで湯村温泉という場所の名前が知られているような気がしているのですが、そんな風に穿った見方をしてるのは私だけでしょうか。

 

現に息子は夢千代なんて知らないし、私も、かなり以前の記憶だったり、『夢千代の郷、湯村温泉』といった広告宣伝をどこかで聞いたような記憶があるだけで、正直なところ具体的な内容はチンプンカンプンに近かった。

今後何年か後、当時の夢千代日記の話が殆ど忘れ去られる日が来たとき、今のままの湯村温泉はどんな場所になっているんだろう。。。

ふと思ってしまいました。