つみほ スレスレなるままに

現実と非現実の境目をふらふらと往き来するかのような日常の記録

スマホナビ「NAVITIME」で行く竹田城跡〜ちょっと注意が必要な件

ふぉとりっぷ〜写真撮影のミニ旅

8/4の早朝から昨日の真夜中、正確には8/6の未明の二日半をかけて、豊岡〜香住、浜坂の辺りへ息子と二人で出かけてきました。

ミニ旅と言えば、JRなどの鉄道路線を利用した気楽旅、、というのがわたしの中にはイメージとして定着しているのですが、写真撮影が目的ということで三脚やら何やら、機材の持ち運びが大変ということで、今回はクルマでの移動となりました。

行動範囲はさほど広範囲ではないのですが、ちょっとした事情違いや思惑外れでかなり効率的でない部分もありました。

もっとも、旅に合理性、効率性を求めるのは愚の骨頂、、とも思いますし、こういう事情の思わぬ急変が旅の醍醐味、魅力でもあります。最初から綿密な旅の計画を立てていた訳でもないし、クルマで移動することの楽しさは衝動買いにも似て、思い立ったが吉日、的ないい加減さが売りでもあります。列車の発車時刻や次の列車との待合時間などと縁のない、クルマ旅ならではの自由度ですね。

旅程〜旅の計画

【初日】

天空の城と呼ばれる竹田城跡を目指し、そこから適当な場所を見つけたら立ち寄りながら宿に向かう。

 【翌日】

早朝に出て、猿壺の滝、シワガラの滝。

うまく予約ができれば、山陰海岸ジオパーク「かすみ海上GEOタクシー」にて海上から絶景スポット撮影。

あと、できれば地場のご当地メニューを堪能して帰る。

 

初日1:竹田城跡

竹田城跡に向かう途中で凄まじいほどの朝靄に出喰わしました。それで、これはもしかすると運良く雲海が期待できるかも、、、なんて思ったのですが、現地に着く頃には気温も上がり靄なんてどこにもなくなっていました。

初めての土地ということもあり、カーナビだけが頼りです。とは言っても専用のカーナビを使用しているわけではなく、スマホのカーナビアプリ、すなわちスマホナビ。

今まで幾つものスマホナビを試しましたが、NAVITIME(ナビタイム)は渋滞予測をして検索結果に反映してくれるので心強いです。

現地に行ったのですが、自分のクルマで行けるのは麓にある「山城の郷」までで、そこからはバスかタクシーに乗り換えでした。道路があるためか、ナビは城跡のすぐそばまでガイドしてくれますが、一般車両は通行禁止です。1メーターで行けるとは言え、中腹にあるタクシー乗降場から先は20分ほど歩きです。

半分ほど進んだ途中に入山事務所があり、協力金名目で観覧料を取られます。

まあ、竹田城跡の保護のためだと思えば協力金も止むなしですね。そこから10分ほどで竹田城跡に着きます。

 

息子に言われて気づいたのですが、あくまでも城跡です。

石垣が残っているだけ、、天守閣や本丸など、いわゆる城は一切ありません(汗)。

 

天空の城、ということでどんな山城なんだろうとそっちばかり気になっていた私には、衝撃の事実でした。城跡なんか見て何が楽しいんだろう、とまで思いました。

でも、、、山登りはキツかったし、クソ暑かったし、汗だくになって気持ち悪かったけど、行って良かったです。。

 

山城の跡ということもあって眺望が素晴らしい、、、それも確かにあります。

こんな高い場所にこんなに広い場所を確保して山城を建てた先人の苦労への賛辞、、、それもあります。

けれど、そういう言葉では言い表せない何かがあってすごく感動しました。

 

そうそう何度行っても楽しいというような場所でない、、、少なくとも私にとってはそうですが、一度も行ったことがなくこの辺りに行く折りがあれば是非行かれたらいいと思います。雲海があれば是非もないですが、地元の方が言っておられたように雲海があってもなくても様々な表情が見られる場所なので、オススメスポットではあろうかと思います。

ちなみに竹田城跡の木々には警戒心があまりないのか小さなセミがいっぱいとまって鳴いてました。

初めて見て驚いたのは、ここのセミは鳴きながら陽射しを避けて木の枝の上を横歩きに移動していくのです。またカラダの色が見事に樹皮にカムフラージュされていて、パッと見、これがセミとは思えない。別の虫に見える見事さ!!

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竹田城跡で見つけた小さなセミは鳴きながら移動する

もしかすると、本当に別の虫かもしれないですが本当に驚きました。大きさはアブラゼミと同じか、もう少し小さくしたくらい。鳴き声はアブラゼミ風でジージーという感じ。

 

帰りは竹田城跡から、タクシー乗降場を経て麓の山城の郷まで徒歩で戻りました。

竹田城跡から山城の郷までは2.2キロの道のりで、舗装された車道を歩くのであまり風情は感じられませんが、殆ど下り坂なのでしんどさはありません。むしろ森林浴みたいな感じで気持ちがいいので、よほど荷物が多いとか、高齢だったり小さい子供連れだったり、あるいは天気があまりよくない、という事情がなければ徒歩下山がオススメです。

私と息子は写真撮影が目的なので、登りはタクシーで行きましたが帰りは当然のごとく歩きで下山しました。

ちなみにタクシーで登ると、運ちゃんからしきりに帰りはどうするのか聞かれます(笑)。

その場で待っていて貰う訳ではないので追加料金がかかる訳でもなく 、必要なら電話で呼び出す、という仕組みですが、混雑する時期には下で待機している車が少なくなるし行きしか利用しない客も多いから、なんなら待っててあげるよん〜的な配慮なのかな?と思いました。そこはそのときの事情次第で考えたらいいと思います。

ただ、バスを利用する手もありますが、バスに乗るならタクシーのほうが便利です。