今週のお題「残暑を乗り切る」
例年この時期は残暑という名に相応しく、いや、残暑と呼ぶには早いんじゃないかと思えるほどの猛暑ぶりを発揮して、真夏の時期より幾分湿気が増し幾分かは気温が下がることが災いし、熱中症患者が激増します。
私の周りでも、真夏の拷問のような過酷な暑さとそこから少しでも退避して気持ちだけでも前向きに、と限界まで我慢にガマンを重ねた結果、極限まで低下した体力のせいで免疫力が落ちて、ある日突然ぶっ倒れるという人がたくさん出る時期です。
ところが今年は、お盆を過ぎて残暑に差し掛かる時期に、台風が来たり、前線の活動が活発になったりした結果、比較的涼しい気団が日本上空に流れ込んで冷たい雨をもたらしました。そのおかげで、これはもしかしたら関西限定かもしれませんが、ギラギラ続く残暑の猛勢はなりを潜め割合に過ごしやすい日が続きました。
ただそんな風に気温だけをみれば過ごしやすい日にこそ、熱中症に要注意と言われます。例えば、冷房の効いた部屋にいると熱中症とは縁がないように思われがちですが、却って外にいるより熱中症のリスクが高まるというのです。
かなり以前、私が学生の時分は、夏の時期の健康維持には冷水摩擦がいいと言われました。冬の乾布摩擦と対比して毎日続けることを奨励されたものです。
もっとも当時の私は、冬でも夏でも、それどころか年がら年中乾布摩擦でいいじゃないかと思っていました。というより、冷水摩擦を冬にやって風邪を引くと本末転倒だから乾布摩擦を推奨し、夏に乾布摩擦だと汗をかいて布が水分を帯び、結局乾布摩擦にはならないから元から水気を含んでいる布を使うのだと勝手に解釈をしていました。真相は未だ分かりませんが、当たらずとも遠からずな理由ではないかと今でも思っています。
ずいぶん話が逸れましたが、そのような訳で今年は例年になく過ごしやすい残暑に感じます。だから、残暑を乗り切る工夫を今年はしないで済むかな、と思ったりしているのですが、まだ8月後半、これから厳しい残暑が襲って来ないとも限りませんので、念のため対処なり準備なりはしておきましょう。
何も特別なことをするわけではありません。
よく言われるのは、しっかり食べ、しっかり運動して、しっかり睡眠を取ること。
これは残暑対策に限らず、全てに通じる絶対ルールですね。
それは分かっていても、なかなかこれをしっかり継続的に守るというのは諸事情で適わないことも多いのが実情。
なので私は、これらの絶対的な基本ルールはできるだけ守るように努力をしつつ、食べ物や行動を工夫して残暑を乗り切るようにしています。
具体的には、
・眠るときは冷房をかけない。
・汗をかきながら熱い食べ物を食べる。
・スポーツドリンクは飲まない(水を飲む)。
・お茶を飲むなら水にする。
・外出時は首に薄手のタオルを巻く。
というようなことを心掛けています。
特に最後の「首にタオル」は残暑乗り切り対策に限らず、色んな季節の変わり目で有効性を実感してます。
首回りを冷やさない
という、先達の知恵を簡単お手軽に実践できるので、肩こりや首こりに悩んでいる方にもオススメです。