つみほ スレスレなるままに

現実と非現実の境目をふらふらと往き来するかのような日常の記録

夕暮れが迫る中やはりシワガラの滝は外せない〜諦める勇気は明日から

存分に絶景を楽しんだ後、クルマに戻って岡見をあとにしました。

さてこれからどうしようか。。

今回の写真撮影旅は、猿壺の滝とは別にもうひとつ、シワガラの滝にも行けたらうれしい、、というのが息子の気持ちでした。

実はシワガラの滝は猿壺の滝の近くに位置しています。近くと言ってもクルマで30分くらいは掛かるので、猿壺の滝に行くついでに立ち寄れるというような感じではありません。ただ、カスミ海上GEOタクシーの乗り場に比べればはるかに近い位置にあります。だから本当は、猿壺の滝→シワガラの滝→カスミ→・・・の順に回る予定だったのです。

ところが猿壺の滝で予定以上に時間を費してしまったことで、カスミ海上GEOタクシーの予約時刻まで時間がなくなってしまいました。

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猿壺の滝とシワガラの滝は近いがカスミは遠かった

カスミまでの移動時間を全く考えていなかった訳ではありませんが、少し甘く考え過ぎていた感はあります。

加えて、GEOタクシーの船長さんからの連絡がなく予約時刻の変更など相談することができないという状況もあって、猿壺の滝からわざわざ、シワガラの滝までの道のりとは比べようもないくらい離れたカスミまで超大急ぎで移動せざるを得ませんでした。そういうわけで、カスミに向かった時点でシワガラの滝に行くことはほぼ諦めた感じでした。

それでも、カスミ海上GEOタクシーに乗れていたら悔いはなかったと思うのですが、結局は欠航になって乗れなかった。代わりに絶景ポイントに行って写真撮れたと言ってもやはり、物足りない感が半端ないんですよね。

 

息子としては、カスミに来たときと同じ道を逆向きに、つまり、シワガラの滝へ行きたいという気持ちが募るばかりだったでしょうが、そうすると私の負担がめちゃ大きくなる訳で、気持ちを伝えるか伝えないかかなりの葛藤があったようです。でも結局は行きたい気持ちのほうが勝ったようで、さてこれからどうしようかと問うた私にすかさず、シワガラの滝行きを提案してきましたほんの少し遠慮がちに(笑)。。

 

私としては別に、シワガラの滝まで戻ることに異論はなかったんですよ、時間の問題を除いては。。それは戻るのに掛かる時間、という話ではなく日没までに残された時間が少ないという問題です。

猿壺の滝も、前回行った八反の滝も、あるいはまた別の機会に行った赤目四十八滝も例外なく山の中や森の中にありました。

赤目四十八滝のようにしっかりとした管理小屋があったり入山に時間制限を設けているような場所は、大抵4時半とか、遅くても5時には入山ができなくなります。それだけでなく、山の中にいることさえ制限しているところもあります。

制限といっても正確には強制力は持ちません。ただ、携帯が繋がらなくなるとか、真っ暗になって危険とか、割と具体的なリスクを事前放送されると、流石に、それでも、、、という気分にはなりませんね。。

 

カスミ海上GEOタクシーが縁で知り得た岡見さんを出たのが、既に3時を回ろうかという時間帯だったので、来るときと同じくらいの勢いで戻ってもシワガラの滝に着くのは4時半過ぎになります。それから山に入り、渓流沿いに沢を登るわけですから心配にもなるってものでしょう。。

 

でも息子は、というより私たち親子は写真を撮りに行きたい!!という気持ちのほうが優ってしまう。可能性がゼロならともかく、少しでも可能性があるなら、、特に今回に関して言えば、余程の短時間でも写真を撮れる時間が確保できるなら、行こう!!という結論になってしまう人種なんです(笑)。

 結局またもや大急ぎの強行軍で、シワガラの滝へ向かったのでした。