つみほ スレスレなるままに

現実と非現実の境目をふらふらと往き来するかのような日常の記録

渡月橋の周りの駐車場がいっぱいで入れないときの便利なウラ技

京都の渡月橋は、その名の風情から感じられるのは昔ながらの木製で、人だけが渡れるイメージですが、実際はコンクリート製の大きな橋です。橋に至る道は宿所街を通っているので割と狭く、歩道もありません。そこを宿泊客が歩くわけですから、通るクルマは一苦労。対向車がすれ違うときなどは人も一旦停止して見守ることもしばしばです。

今の季節は紅葉を求めて、市内各所から地元の人たちも訪れるようで、普段の外国人ひしめく様子とはまた違った光景が広がります。外国人は殆どがバスで移動するようですが、地元以外の日本人はやはり自家用車で移動します。その加減で日曜祝日はもちろん週末の土曜日や金曜日の晩には、観光地界隈の駐車場は軒並み満員御礼ならぬ満車御礼状態になります。

実際に観光地に訪れ、寺社仏閣を拝観したり文化財に触れたり、果てまたお土産を購入するとか美味しい料理に舌鼓を打つような場合には、その場その場の駐車場にクルマを駐めて楽しめば良いと思います。でも、ちょいとした待ち合わせやお迎えなどで現地に向かうときなど、遅れるわけには行かず早めに到着してしまうことがあります。そういうときは、できれば待ち合わせ場所から近いところにクルマを駐めたいじゃないですか。けれどそういう時に限って、近くの駐車場は空いていなかったり、特別料金と言ってより高額なチャージが掛かっていたりします。更に、それぞれの観光施設で用意されている駐車場では賄いきれず、溢れたクルマが一時貸しの駐車場に雪崩れ込み、占有してしまうこともしばしばです。

そういうときに頼りになるのがコンビニです。

コンビニに駐めて遊びに行くのはダメですが、待ち合わせまでの時間潰しに利用するならコンビニはサイコーの場所です。多少なり制限はありますが、最近の、特に観光地近くのコンビニにはイートインコーナーを設けているところが少なくありません。先日税率が引き上げとなった消費税の兼ね合いで、イートインコーナーを利用する場合は事前にレジで申し入れをし、テイクアウトでない税率で食料品を購入する必要があるようではあります。それでも購入金額の2%の掛け金で30分ほど駐車場が利用できると考えれば安いものじゃないでしょうか。例えば京都渡月橋界隈の駐車場は、大体30分500円が相場です。安いところでも、30分300円は下りません。2%が300円に相当するのは6000円ですから、5000円以上の買い物をして初めて300円の消費税率アップ相当です。

コンビニはディスカウントショップに比べて値段が割高と言います。それでも30分ほどイートインコーナーを利用するために5000円を超える食料品をコンビニで購入することは考えられません。という訳で、持ち帰りより高い消費税を払うことになっても、コンビニのイートインコーナーを利用するほうがオススメな理由は理解して貰えましたか?

さて今回、まさにその例に漏れない事情があり京都の阪急嵐山駅界隈まで息子を迎えに行くことになりました。渋滞を見越して早めに家を出発したため、予定より1時間以上前に着いてしまったのですが、既に大方の駐車場は満車。空いているところは値段が高い上、待ち合わせ場所から歩いて15分以上あり不便なことこの上ありません。何しろ駐車場と待ち合わせ場所を往復するだけで課金が発生するのですから。

どうせクルマなので、少し離れた場所にある食事処にでもクルマを駐め、食事をしながら時間潰しをしようと思いたったのですが、そこへ移動の途中でローソンを見つけました。そっと覗いてみると、イートインコーナーがあるようです。折しもトイレに行きたかった僕は、トイレ休憩のつもりでローソンに入り、イートインコーナーがあることを確認の上でトイレを拝借。それから店内を物色して、パン2種類とカップ麺を購入しました。そしてレジの人に、イートインコーナーを利用していいか確認をし了解を得た上で、カップ麺に湯を注ぎ軽めの食事を摂ることにしました。

で、ハッと気付いて店員さんに、テイクアウトの金額(税率)で購入したものをイートインコーナーで食べることを詫びました。窓に税率の注意点についてのシールが貼られていることに気づいての反応だったのですが、YouTuberのセイキンによく似た店員さんは笑って、もういいですよと言ってくれました。

皆さんも気をつけてくださいね。

さてそのときに購入したカップ麺がこれです。

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とんこつラーメンで4年連続トップを走った「凪」というラーメン店と、煮干しダシで4年連続トップを飾った「きら星」がタッグを組み、両店の店長が監修したという「すごい煮干と豚骨ラーメン」です。

待ち時間は4分と少し長め。食べる直前に調味油を足すタイプのカップ麺でした。

気になる味ですが、麺は所謂即席ヌードルで、本場のラーメンを良い意味でも悪い意味でも再現できているとは言えない造り。でもスープは、強烈かつ鮮烈な煮干の香りとコク、豚骨の濃厚な味わいが渾然一体となってガツンと来ます。これは凄いの一言です。煮干や豚骨が嫌いでなければ、一度食べてみる価値ありです。

あと、ぶっちゃけさせて貰うと、このスープというかダシは凄く濃厚なので、即席ヌードルと合わせるだけというのは勿体ない印象です。麺とスープを分けて、つけ麺のようにして食べると、よりスープの濃厚さが際だつのではないかと思います。