大阪国際空港。。
かつては本当の意味で国際空港でした。関西にある世界の玄関口だったんですね。今はその名前だけが残っているだけで、所謂24時間空港の機能はありません。
現在、国際空港としての機能は1994年に開港した関西国際空港(関空)が担っています。
ただ、、、関空は海の上の人工島にあってなかなか行きにくいです。
アクセス手段が選べず何をするにもお金がかかる、ということで、気軽に写真を撮りに行く場所ではないんです。
一方の大阪国際空港(伊丹空港)は、今となっては珍しい陸上の特大飛行場で国際線がないくせに離着陸する便数は関空を上回るとも言われます。
陸上の空港ということでアクセスもし易いし、何より空港周辺に、
えっ!?こんなのアリ?
って叫びたくなるくらいの絶景撮影スポットがたくさんあるのです。
実際ネット上には幾多の撮影スポットが紹介されていますし、それ以外にも、知る人ぞ知る穴場スポットが数多くあります。
そういう穴場スポットはネット上にはあがりませんが、伊丹空港には数多くの穴場スポットがあり日々新たに開拓されていると聞きます。
ただ今回は穴場スポットではなく、こうしたネットで紹介されている一般的な撮影スポットに行って写真を撮りました。そこは割とよく知られた場所で近くに駐車場もあり、クルマでのアクセスにも便利な場所です。
そんな至れり尽くせりなスポットにも関わらず路上駐車で近隣の方々に迷惑をかける人が少なくないのは悲しいですね。過去にも幾つかの撮影スポットが、近隣住民の苦情殺到によって閉鎖されたりしてしているので、その辺りはみんなで気をつけて絶景ポイントを守りたいものです。
さて、夕方から夜にかけて飛行場の近くで写真を撮る人は、夕焼けをバックに飛行機を撮りたい、黄昏時の飛行場をバックに飛行機を撮りたい、という人がほとんどで飛行場をメインにおいて写真を撮る人は少数派です。
中には私のように、飛行場に降り立つ、あるいは飛び立つ飛行機だけを撮りたいという人もいますが、大抵は飛行機をメインに据えつつも飛行場との関係性を写真に撮りたいという人が多いようです。
おそらく息子もそのタイプで沈みゆく太陽を背にした飛行場とそこに降り立つ飛行機という構図で写真を撮っていました。けれども日没から時間が経ち辺りが暗闇に落ちてくると、飛行場のライトと飛行機のライトが重なりまた絶対光量が不足して構図が決まらなくなります。
結果として、飛行機か飛行場かのどちらかに的を絞らざるを得なくなる。
プロの写真家ならどんなときも自分の決めた構図でバッチリな写真が撮れるんでしょうかね。
私は最初から飛行機狙いなので、飛行場に降り立つために滑走路へ突進してくる飛行機を何度も何度も繰り返し狙ってシャッターを切っていました。本当にもうひっきりなしに着陸してくれるので、だんだんと感動が薄れてくるほどです。
ノウハウというか、ハウツーというほどのこともないのですが飛行機の着陸を撮るならここはやはり、流し撮りをマスターしたいところです。
流し撮りと言えばF-1などのレース写真が有名です。
撮り方にも、撮る場所にもよりますが、自動車の場合は基本的に左右動線が水平なので比較的ブレを軽減できます。
飛行機の場合は、離陸前や着陸後のように滑走路を走っているときはともかく、着陸前や離陸後など、左右の動きに上下動が加わります。上から下方向か、下から上方向のどちらかしかないとは言え、動きが三次元的になるのでカメラの合わせ方が難しくなります。
まして夕方〜夜という時間帯はシャッター速度に制限があるため、手ぶれ対策していても写真にブレを生じてしまうことが多いです。
初めのうちはフォーカシングが完璧でなくても雰囲気が楽しめれば良い、くらいの感覚で楽しめればいいのではいいのでは?
何度も数をこなしてスキルを上げていけばそのうちコツが掴めるようになります