つみほ スレスレなるままに

現実と非現実の境目をふらふらと往き来するかのような日常の記録

自然の力の前では何者も無力〜うまく折り合いをつけるが勝ち

自然には勝てません。

 

予約時間に間に合わせるためにかなり無理をしてギリギリ間に合いました。

確かに無理矢理だし無茶でしたが、やろうと思えばできるじゃないですか、こんなことは。かなりヤバかったり危険だったりはするけど。。

けれど、自然には勝てないってことですよ。

はあー、無力だー。。

 

一度欠航しちゃったものを再開するのって難しいでしょう。

よほど天候が好転して誰もが再開しようぜ!ってことにならない限り再開は望めません。でも、こちらとしてもただで転びたくない気持ちがありました。

昼メシ返上でかっ飛ばして来たから、お腹も空いてますしね。

 

そこで、その事務所の方に、近くに地場の名産を食べさせてくれるところはないか、

また、カスミ海上GEOタクシーは無理でもジオパークの良さを体感できる穴場的スポットがないかを尋ねてみました。

結果、食べるところと穴場スポットを教えて貰うことに成功!!

まずは腹拵えから、ということで教えて貰ったメシ屋に向かいました。それはマルヤ水産という魚介類の干物やなんかを扱っているお店でした。

何を食べたいですか?との問いに対して、息子は、海鮮丼と答えたのですが、私としてはナマモノよりは煮焼きしたもの、焼き魚とか煮魚といったものが食べたかった。

よく、本場の漁港とかに行ったら、とにかく新鮮だからナマモノを食べなさいって紹介している番組を見かけます。確かに新鮮だしイキがいいけれど全ての魚が新鮮なほど美味しい、、わけではない。ここ最近持て囃されている熟成モノの例を待つまでもなく、何日間か日を経たほうが旨味が増して美味しくなる魚もいるんです。

もちろん新鮮な魚には新鮮ならではの食べ方があります。お刺身などはその典型と言われますし、湯霜なども、実は新鮮だからこそできる味わい方と言えるでしょう。

ただ私は、そうしたお刺身や湯霜などは寒い冬の季節の食べ方なんじゃないかと考えているフシがあります。

醤油にわさびをドバッと入れてかき混ぜ、これに切り身をヒタヒタに浸して豪快に食らう、、そんな食べ方をする人を除けばお刺身や湯霜は、淡白な旨味をじっくりと味わいながら楽しむイメージがあります。

ただでさえ汗をダラダラかいて水分が不足し、血液が塩っぽくなりがちな夏向きの食べ方ではないように思うのです。

それよりは干物を囲炉裏で炙って、アツアツのごはんと一緒に食べたい。

あれっ?!なんかおかしいですかね。。

お刺身に限らず、ナマモノは概してお腹を冷やすとも言います。

無茶して無理矢理時間に間に合わせるようなことをした我が身には、お腹を冷やすナマモノよりも身体を温めるヤキモノのほうが優しげに感じたのです。

紹介されたとおりに歩いて行くと、マルヤ水産という食品加工工場に着きました。どう見ても、メシを食わせてくれるような場所でないことは一目瞭然です。

ここだよねぇ?!でもどうみても工場だよねぇ。

んー、工場っていうより商品配送センターだね。。。

ここの社員食堂で食べるとか??

、、、みたいなことを話しながらどうしたものか思いあぐねていると、折良く従業員とおぼしき女性が出てきたので、その女性に尋ねてみることに。

マルヤ水産さんで焼き魚など食べさせてくれる、と聞いて来たのですが、この辺りに別のマルヤ水産ってありますか?

その女性は、、あ、ハイハイ今からそっちに行くところなのでご一緒しましょうか?と、ご自身は自転車で(苦笑)徒歩の私たちを案内してくれました。

そこは「まるや」というヤキモノ屋さん。

かの三田村邦彦さんが来店されたこともあるという、知る人ぞ知るというよりは知らぬ者の少ない有名処でした(私は知らなかったけど、、、)。